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本気出して考えてみたり、ゆるゆる考えてみたり

「もしもの備え」について本気出して考えてみた

正直なところ、ブログの書き方が良くわからないので、今週のお題をやらに取り組んでみる所存。

ということで、「もしもの備え」について本気出して考えてみました。

※一応、私は防災士です

 

 

「もしも」って何さ?という定義

まずは、「何に対して備えるのか?」という定義づけから行きましょう。

ぱっと思いつくのはこんなところでしょうか?

順に見ていきましょう 

共通点

順にと言いつつ、共通している部分も多いので、共通点から

まず考えるべきなのは以下の点です

  • 対象は誰か?
  • 情報共有手段
  • 食料等の備蓄

対象は誰か?

  • 大人ひとりなのか?子供がいるのか?高齢者がいるのか?
  • 同居している人だけなのか?近隣に住む人も考慮するのか?

によって、備えるべきものは全く変わってきます。

大人だけであれば、後述する情報共有となんとなくの備蓄があれば、最低限何とかなります。

ただし、子供や高齢者等の弱者がいる場合には、もっといろいろ考えなくてはなりません。

子供がいる場合

年齢にもよりますが、子供は大人程落ち着いてくれません。

避難した場合には、日常とは大きく異なるため、混乱することが目に見えています。

そのため、子供が落ち着くであろう物を、避難時にすぐに持ち出せるようにしておきましょう。

甘いものが好きな子供であれば、井村屋のえいようかんは、かなりおすすめです。

5年の保存がきくので、ぜひ持ち出し袋に入れておくことをおすすめします。 

井村屋 えいようかん

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 ※うちも備蓄のために買いましたが、おいしかったので食べてしまって買い足しました 笑

 

粉ミルクやおむつはすぐに枯渇するので、1か月分以上は確保できるペースで定期宅配をしておくのがおすすめです。 

そのほか、子供が好きな本なども、避難時にぱっと持ち出せるようにしておくのが良いと思います。

高齢者がいる場合

私の家にはいないので、実体験としてはありませんが、高齢者はこだわりが強いことが多いため、「何はなくともこれは持っていく」という物がある傾向にあります。

幸い子供と違って話が通じますので、事前にちゃんと話し合っておくことをお勧めします

情報共有手段

情報共有のための手段は、複数用意しておきましょう。

私の場合、妻とはLINE、災害用伝言版、メッセンジャーでの連絡を基本とし、いずれも連絡できない(電波や電池が無い)場合には、自宅の玄関外に手書きでメッセージを残すというルールを、【事前に決めて】います。

災害用伝言版も事前に試してつながることを確認しています。

離れた場所に住む家族とも、LINE、twitterfacebookでつながっていますので、これでやり取りするルールを作っています。

これは、私が東日本大震災の時に北海道におり、しばらく連絡が取れない状況にあったことから生じたルールです。

食料等の備蓄

備蓄の必要量は、家族の人数やどのくらい避難する可能性があるのかによって変わってきます。

最適な備蓄量を考えて、備蓄を進めましょう。

いろんなHPにいろんなことが書いてありますが、正直なところ、ちゃんとした本を読むことをお勧めします。

「東京防災」はkindleなら無料で読めるので、一度目を通しておくことをおすすめします

東京防災

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 地震への備え

前置きが長くなりましたが、個別の災害に入っていきたいと思います。

地震時に備えないといけないのは、

  • 家屋の倒壊、家具の倒壊等、地震そのもの
  • 津波等(第2波)
  • インフラの停止(第3波)

がメインかと思います。

家屋の倒壊、家具の倒壊等、地震そのもの

家屋に関しては、新耐震の住居を選びましょうとしか言えることはありません。

新耐震になっていない場合には、引っ越しましょう。

 

家具に対しては、

  • 金具で固定できる場合は金具で固定
  • 突っ張り棒で天井に固定
  • 粘着テープで床に張り付け

を、上から順に検討しましょう。

下になるほど【対策をしていても倒れる危険】が高いです。

金具固定は、総務省消防庁の記事が分かりやすいので、持ち家の方は、必ずこれを真っ先に検討しましょう。

チェーンで固定する方法もありますが、チェーンの遊びがある分、揺れの勢いが乗りやすいので、L型金具で固定するのが一番です。

 

突っ張り棒で天井に固定は、既存の製品を使って固定しましょう。 

これは個人的なこだわりですが、突っ張り棒は縦に2本の棒がある方が、構造的に揺れには強いためおすすめです。

1本の物より多少高いのですが、買い替えるものではないので、ちょっとお金出してでもこちらが良いと思います。

ゆれが強い場合には、天井に当たっている部分に力が集中し、天井が壊れる可能性もありますので、天井の補強もした方が良いです。

ホームセンターで大きな木の板を買ってきて、天井と突っ張り棒の間に挟めばOKです。

また、設置直後は少しずつ緩んできますので、半月後にチェックしましょう。

 

粘着テープで床に張り付けは最終手段です。背の低い物だけにしましょう。

私はテーブルやテレビ台にはこういったものを使っています 

 サイズは、貼れる限り大きいものにするのをお勧めします。

 

あとは、飛散防止フィルムなども貼っておくと安心ですね

結構簡単に貼れますよ 

 

津波

正直、引っ越すしかないですね。

私は死にたくないので、危険地域には絶対に住みません

インフラの停止

電気・水道などのインフラが復旧するのには、1週間程度が必要といわれています。

ただし、次の大震災が起こった際に、1週間で復旧するとは言い切れません。

2週間程度はインフラが停止しても、なんとか生活できるように備えましょう。

インフラが停止した時に疎開する先を、事前にリサーチしておくのももちろん有効です。

程よい距離に実家がある場合等は、お互い何かあった場合には疎開しあうと決めておくと良いでしょう。

 

地方に在中の方等で、車をお持ちであれば、普段から車のガソリンを半分切らないようにしておくのをお勧めします。

車とガソリンさえあれば、充電はできますし、暑さ寒さもある程度はしのげます。

道さえ復旧すればそのまま疎開もできます。

水害に対する備え

まずは、ハザードマップを確認しましょう。

自分の家や職場が、河川の氾濫時に浸水するかどうかは、市町村が出しているハザードマップを見るとすぐに分かります。

それによって、対策を考えましょう。

水害の場合、基本は垂直避難がおすすめです。

外に水があふれている中で、外に避難するのは自殺行為です

戸建てであれば2階に避難。アパートであれば、アパート内の人と仲良くしておき、万が一の際には、上の階の友人宅に逃げ込めるだけの人間関係を築いておくのも大事です

土砂災害に対する備え

水害に比べると知名度は低いですが、こちらもハザードマップが公開されています。

こちらも市のHPで見られる場合がほとんどです。

警戒区域に入っている場合は、津波と同様、引っ越しをおすすめします。

土砂災害は雨のピーク時もですが、雨のピークが収まった後にも発生しますので、発生タイミングが読めません。

「避難していたけど、雨が弱まったらから大丈夫だと思って帰ってきた」

→「土砂災害に巻き込まれた」

というケースが少なくありません。

引っ越しをおすすめします。

まとめ

  • まずはハザードマップを確認し、津波の到達地域、土砂災害の警戒区域に入っている場合は引っ越しを検討する
  • 家屋が新耐震かどうかを確認する(築年をチェック)
  • 倒れてきそうな家財を固定する(なるべく、金具とネジで強固に固定)
  • 共通部分について、家族で話し合って決定する
  • 備蓄の物は、年に1回見直しをかける
  • 東京防災は無料なので、読んでみるのがおすすめ

 

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